日別アーカイブ: 2009年11月25日

DVD:資生堂のCM vol1 1961-1979

帰宅してみると、予約していた表題のDVDが着いていたので、さっそく開封し見てみました。

このDVDには、資生堂の1961年から1979年までの歴代のCMから抜粋した、79本のCMが入っています。CM、CMってCMだけです。DVD自体は質素な作りで、簡単なメニュー(全部一通り連続してみるか、特定の年代を見るか、特定の1本を見るか)しかありません。ボーナストラックとか音声での解説とかもありません。これは以前のコカコーラのCMのDVDと同じです。

付属のブックレットは少し進化していました。コカコーラのときは1枚の紙がおりたたまれて封入されていましたが、今回はちゃんと冊子形式になっています。といっても数ページですが、紙が上質なものになっています。そして、放映年とタイトル、商品名のほかに、演者の名前が入っているのも大きな進展です。これでわざわざ現在有名になっている人の若い姿を探さなくてもよくなりました。

収録されているCMも、コカコーラのDVDの一部コンテンツのように、同一シリーズが何本も続く、ということがなく、バラエティに富んでいます。よって同じようなイメージのCMが立て続けに、っていうことはほぼありません。

年代が年代なだけに、私のような30代の年齢層の人には「おお見たことがある」というのは少ないと思います。懐かしさを求めて購入する場合は、それが1つの基準になりますが、この私でも1979年のナツコ ビューティーインパクトの「燃えろ!いい女~」の楽曲と小野みゆきは強烈に覚えていましたし、加賀まりこ、前田美波里、団次郎、秋川リサ、草刈正雄などの若い頃の演技を見ることができます。特に草刈正雄の出現頻度は半端無く、かっこいい中にあるからこその三枚目的な演技が光り、当時は男性からも女性からもすかれていたのだなと容易に想像できます。

1960年代はモノクロでのコマーシャルにもかかわらず、リップの色ごとに紹介されていて、当時見ていた人はさぞいらいらしたのだろうなー、いや、本当の色を確かめたくて逆にお店に走るのではないかな?などと考えていました。化粧のセンスなども時代を感じさせます。あまり日常の生活風景などが納められたCMは資生堂の企業イメージから考えてもわかるように多くありません。

来月出る続編が楽しみです。