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ボードゲーマーに100の質問

年度末から年度頭にかけて、なかなかブログを書いたりする気になれないぐらい余裕のない日々が続いていたが、ようやくなんとかなってきた。

今日、ふらふらとウェブでTable Games in the World を過去にさかのぼって読んでいたら、「ボードゲーマーに100の質問」というのがあった。

うちにあるボードがあるゲームって、人生ゲーム7~8種と、ブラフと、ミッドナイトパーティーと、ロイヤルカジノぐらいしか持ってないので、厳密にはボードゲーマーではないんだけど、記事中で

質問中の「ボードゲーム」は広義で、カードゲーム・ダイスゲームなども含みます。

って書いてあったので、答えてみることにした。

答えて行くにつれ、どうやら「私はボードゲーマーでは無い」のではないだろうか、と思い始めたのだが、途中からは気にせず回答したので、ライトボードゲーマーの回答ということで勘弁してください。

Q1:ボードゲームにハマった(ボードゲーマーになった)のはいつごろですか?
学生の時、1990年頃でしょうか、吹奏楽部の部室にあったカードゲーム類でハマりました。当時はトミー(現在のタカラトミー)が、O’NO99やバハ、スキップボーなどといった海外のカードゲーム類を日本語化して販売していました。

Q2:ハマるきっかけになったゲームは何ですか?
当時シュウクリエーションから販売されていた「ピクショナリー」の印象は強烈でした。どこか再販してくれればいいのに。http://www.tanomi.com/metoo/r/?kid=67852

Q3:どのようなタイプのゲームが好きですか?
ジレンマ系、ダイス系。

Q4:よくゲームをする場所はどこですか?
うちの実家。最近は職場も。

Q5:どれくらいの頻度でゲームをしていますか?
職場も入れると週2、3ぐらい。実家で本格的に時間をかけてやるのは、年2、3回。こう書くと「ボードゲーマー」って言ってはいけないような気がしてきた。

Q6:現在よく遊んでいるゲーム仲間は何人くらいいますか?
職場の同僚数人。人付き合いが苦手なので。なんで「ボードゲーマー」なんだろうか。

Q7:ゲームはいくつくらい持ってますか?
人生ゲームやポケッタブルなども含めると、4~50作ぐらいでしょうか。

Q8:どれくらいのプレイ時間のゲームを好みますか?
数分~数十分のターンが数ターンで構成されて、3、40分ってぐらいのもの。

Q9:オールタイム・マイベストゲームは何ですか?
ねこネコ(Alles fur die Katz)Amigo社のゲームです。絶版。

Q10:これまで回数を一番多くプレイしたゲームは何ですか?
フォレロッテ(Volle Lotte!)Abacus社のダイスゲームです。

Q11:好きなゲームデザイナーは誰ですか?
ゲームデザイナーにこだわりはありません。

Q12:嫌いな(自分に合わないと思う)ゲームデザイナーはいますか?
ゲームデザイナーにこだわりはありません。

Q13:好きなゲームメーカー・ブランドはありますか?
最近子どもができたので、どうしてもHABA社のゲームに目が向きます・・・

Q14:異性とボードゲームをすることはありますか?
あります。

Q15:子供とボードゲームをすることはありますか?
自分の子どもとはやりたくてもまだできません。親戚の子ども(5歳)とはこのあいだスティッキーをやったけど、「おはし」と言ってはしゃいでいました。でもちゃんとゲームはできていたのでスティッキーに感心しました。

Q16:お年寄りとボードゲームをすることはありますか?
ありません。両親をお年寄りというならあります。

Q17:子供の頃、どんなゲームを遊んでいましたか?
ゲームウォッチからファミコンへ。

Q18:麻雀は遊びますか?
昔やっていました。今は機会がなくできません。

Q19:『モノポリー』は好きですか?
学生の頃やっていましたが、嫌われ者でした。

Q20:『カタンの開拓者』は好きですか?
やったことありません。

Q21:『カルカソンヌ』は好きですか?
やったことありません。ほんとうに「ボードゲーマー」なのでしょうか。

Q22:『ドミニオン』は好きですか?
やったことありません。私は本当に「ボードゲーマー」って言っていいのでしょうか。

Q23:拡張セットを加えて遊ぶのは好きですか?
はい、と言っても拡張したのはマンマ・ミーア!(Mmma Mia!)やボーナンザ(Bohnanza)ぐらいですけど。

Q24:伝統ゲームやアブストラクトゲームは好きですか?
あまり興味がありません。

Q25:BSWやiPhone/iPadアプリでボードゲームを遊びますか?
遊びません。

Q26:テレビゲーム機や携帯ゲーム機でボードゲーム以外のゲームを遊びますか?
よく遊びます。Wii、DSi、ファミコン所有。ファミコンは現役です。

Q27:ウォーゲームは遊びますか?
遊びません。

Q28:TRPGは遊びますか?
遊びません。

Q29:トレーディングカードゲームは遊びますか?
遊びません。

Q30:デッキ構築ゲーム(ドミニオンクローン)は遊びますか?
遊びません。

Q31:得意なゲームはありますか?
ありません。どれも人並みか人並み以下。たいてい私がルール説明してゲームをやるんですが、だからといって勝てるわけではありません。

Q32:「このゲームは合わない」と思ったゲームはありましたか?
とくにありません。

Q33:食わず嫌いだったけど、遊んでみたら意外とイケたというゲームはありますか?
食わず嫌いのものを食べたことがありません。

Q34:忘れられないコンポーネントのゲームはありますか?
すごろくやで買ったフォレロッテのさいころが1個足りず、後で田舎まで送ってもらった。

Q35:今入手しづらいゲームで欲しいものはありますか?
また出てきますがピクショナリーの日本語版。アメリカでは現行ゲームのようです。1000セットぐらい売れますって。

Q36:所有ゲームの中でもっとも笑いの取れる一品は何ですか?
ゲームによって笑いの取れるものはあんまりありません。

Q37:自分が死んだとき、お棺に入れてほしいゲームは何ですか?
また出てきますがAbacus社のフォレロッテ(Volle Lotte!)。

Q38:国産でオススメのゲームは何ですか?
純国産ゲームは人生ゲームぐらいしかやったことがありません。

Q39:「これこそ日本語版を出してほしい!」というゲームはありますか?
ピクショナリーはどこか再販すればいいのに。

Q40:「これこそ再版してほしい!」という同人ゲームはありますか?
同人ゲームはあまり存じ上げません。

Q41:よく見ているボードゲーム関連サイトはどこですか?(いくつでも)
よく見るところはありませんが、ゲームの紹介はメビウスゲームズのサイトが好きです。

Q42:購入の参考にしているゲーム紹介サイトはどこですか?(いくつでも)
ゲーム名で探してヒットするレビューを片っ端に見ますので不特定。

Q43:書籍・雑誌で「これは役に立った」というものはありますか?
関連書籍・雑誌を見ません。

Q44:月平均するといくらくらいゲームを買っていますか?
出張や、思いついたときに年に数回ドカっと買うので、平均すると2000円程度ではないでしょうか。

Q45:主にどこでゲームを買っていますか?
通販。田舎なので。

Q46:ゲームを買うときに決め手となるものは何ですか?
昔は遊べる人数でしたが、最近は「価格」と「おもしろそう度」のバランス。

Q47:新作と聞くと思わず手が出そうになるほうですか?
ならないほうです。

Q48:購入の時、ゲーム賞の受賞歴を重視しますか?
受賞歴やノミネート歴があったら「ほぅ」と思う程度です。

Q49:国内で好きなボードゲームショップはどこですか?
今まで利用したショップはどこも好きです。

Q50:ショップを選ぶときに決め手となるものは何ですか?
ショップを選ぶ余裕はありません。比較すると価格と送料。

Q51:メビウス頒布会に入っていますか?
入りたいけど置き場がないから入っていません。

Q52:海外から個人輸入したことがありますか?
個人輸入したいけど言語力がないからありません。

Q53:「これがゲームになったら絶対買うのに」というものはありますか?(実際のできごと、小説、漫画、アニメなど)
ありません。

Q54:買ったけど未プレイのゲームはどれくらいありますか?
ありません。1回は必ずプレイします。その後感想談議で終わるか、もう一回やろうってなるか。

Q55:ネットオークションの取引で困ったことはありますか?
ありません。利用しません。

Q56:プレイしたゲームの記録はどうしていますか?
記憶にとどめて、薄れていきます。

Q57:否定的な感想を言ったり書いたりするほうですか?
していないと思います。

Q58:ゲーム中によく心がけていることや信条はありますか?
必ず説明役なのでわかりやすく説明することですが、うまくできません。

Q59:ボードゲームにおけるジンクスはありますか?(『マニラ』で船長をやると贔屓した船が到着しないなど)
負ける日は徹底的に負けます。

Q60:あなたは勝敗にどれくらいこだわりますか?
負けず嫌いです。顔に出ます。いやになります。

Q61:ゲーム中にはどんな会話をしますか?
ゲームのルールに関しての話がほとんどです。ゲームしながら世間話ができる余裕はありません。

Q62:ゲーム中につい言ってしまう口ぐせはありますか?
ないと思います。

Q63:同じゲームを繰り返しプレイするほうですか?
繰り返しプレイする方です。反応が良ければ。

Q64:ほかのプレイヤーに「これはやめてほしい」と思うことはありますか?
器具類を雑に扱うこと。繰り返し使うものですからね。

Q65:長考はどれくらい許されると思いますか?
手札を伏せてトイレに行って、コーヒーを淹れて戻ってこれるぐらいならいいんではないでしょうか。

Q66:ゲームが終わる前にもうトップを取れないことが確定したらどうしますか?
場を混乱させる。他のプレイヤーから「えぇー」って言われる役。

Q67:遊ぶゲームはどうやって選んでいますか?
プレイヤー。初めての人が多いことが多いので、簡単なルールでかつジレンマがわかりやすいもの、たとえばゲシェンクとかを最初にやることが多い。

Q68:インストで定石を教えることやゲーム中に助言をすることについてどう思いますか?
ゲーム中はいかがなものかと思うが、ブレークタイム中に、初めてのプレイヤーが多いときに経験者が説明するは、以降のゲームのプレイヤーレベルを上げてゲームをおもしろくするのではないか、という味方もできそうです。

Q69:インストで工夫していることはありますか?
わかりやすく。最初にデモプレイをみんなで実施して、みんなが納得してから本戦突入。

Q70:ゲーム中の飲食はどこまでOKだと思いますか?
他人に迷惑をかけなければいいと思う。

Q71:ゲーム終了後の感想戦をどれくらいしますか?
あまりしません。

Q72:既存のゲームのルールを改良してみようと思うことがありますか?
まれにあります。

Q73:自分でゲームデザインをしたことはありますか?
ありません。

Q74:攻略法をいろいろ考えたくなるほうですか?
考えます。でもたいてい浅いですけど。

Q75:ゲーム会終了後にはどんな話をしますか?
複数遊んだ中で、どれがおもしろかったとか、そんな話。

Q76:長時間ゲームといえば何時間以上だと思いますか?
1時間。

Q77:便利だと思う小道具はありますか?
チャック付きのビニール袋。1500円のカードのみのゲームの所有率が高いので、6号?はがき用がちょうど良い。

Q78:ゲームの収納に困ったとき、何か対策をしていますか?
小さいゲームがほとんどなので、置き場所には困りません。実家で衣装ケースに入れて保存されています。

Q79:オープンのゲームサークルには参加しますか?
参加したことがないです。参加したいけど、人付き合いが苦手なので。

Q80:ゲームサークルのメリットは何だと思いますか?
プレイヤーに不自由しないことだと思います。

Q81:ゲームサークルの問題点は何だと思いますか?
わかりません。

Q82:ゲームサークルで気を付けていることはありますか?
参加したことがないです。

Q83:ゲームサークルで嫌な思いをしたことはありますか?
参加したことがないです。

Q84:自らゲームサークルを立てようと思ったことはありますか?
思ったことはあります。それだけ。

Q85:「すごいなあ」「えらいなあ」と思えるプレイヤーや関係者はいますか?
みんな私よりすごいしえらい。

Q86:ボードゲーマーには変な人が多いと思いますか?
そんなことはありません。ただ人とわいわいやるのが人より少しだけ心地よさが高い人だと思います。

Q87:エッセン国際ゲーム祭など海外のボードゲームイベントに行きたいと思いますか?
行ってみたい。海外旅行に行くならドイツ。ドイツ語が話せる前提で。

Q88:浅草のゲームマーケットに行ったことはありますか?
行ったことないです。この質問で存在を知りました。無性に行ってみたい。

Q89:ボードゲームが好きだということを進んで(ふだんゲームをしない)人に言うほうですか?
言う方です。

Q90:あなたの家族は、あなたがボードゲームをすることをどう思われていますか?
嫁は私の性格とボードゲーム趣味の矛盾点を変に思っています。子どもは意思表示ができないので何と思っているやら。

Q91:ふだんゲームをしない人にゲームを勧めることがありますか?
あります。

Q92:ゲームをあまりやってない人に対してどんなゲームを出しますか?
家族構成を知ることができたら、子どもの年齢に応じて、家族で楽しめるゲームを紹介します。

Q93:ボードゲームをプレゼントで贈ったことがありますか。
ありません。

Q94:ボードゲーム以外の趣味は何ですか?
マジックのタネ集め。パソコン、テレビゲーム。根っからのインドア派。

Q95:ボードゲームという趣味をやってきて嬉しかったことは何ですか?
みんなが囲ってわいわいやっている雰囲気の中に自然に居ることができる。人付き合いが苦手なので、道具がないとこの心地よさが味わえないのです。

Q96:ボードゲームという趣味を続けていく上で苦労する点はありますか?
苦労することはありません。インターネットが役に立っています。

Q97:ボードゲームという趣味の欠点は何だと思いますか?
メンツがいないと遊べないことです。

Q98:日本におけるボードゲームの現状をどう思いますか?
知名度があがる余地はまだたくさんあると思う。ビジネスチャンス。

Q99:もしボードゲームの発展を阻害しているものがあるとすれば、それは何だと思いますか?
知る機会がない。どのゲームもウノや人生ゲームのようになれるはず。

Q100:最後に。あなたにとってボードゲームとは何ですか?
やっぱり「遊びの道具」です。

毛糸のカービィ

子供が生まれて数ヶ月、一番忙しい時期なのに、やっぱり買ってしまった「毛糸のカービィ」。

たまに一緒にゲームをしていた嫁(現在お母さん)は、最近はなかなか時間がとれず、ゲームをすることもなくなった。元気な子供は、夜は思いっきり寝るのに、昼間は思いっきり起きていて夜更かし。まだ2ヶ月ちょいだからしょうがないけど、早く夜9時頃に寝るようなぐらいになるか、Wiiのコントローラーが握れるようになってほしい。 「毛糸のカービィ」は後者の方が強いかな。

その名のごとく、毛糸になったカービィ、私はカービィシリーズは今までプレイしたことがなかったので、これが初めて。布やボタンやファスナーや糸の世界、材質のリアルな感じは徹底されている。アナログテレビで見ると、昔子供向け番組でよくあった、糸とかボタンで顔を作ってコマ撮りしていたアニメーション、あの世界だ。

ジャンプはとてもふわっとした感じ、重力がちょっと弱い。糸だからか。軽い感じ。でも、「糸だったらこんな感じだろうなー」と思わせる重力感。また、いろんなものに最初から変身できる。ジャンプ中に再度ジャンプボタンを押しっぱなしにすれば、パラシュートに変身してふわふわ落下。楽しい。

毛糸のカービィ」のステージルールは、とにかくビーズ?を集めること。敵に当たると衝撃で持っているビーズを周囲にばらまいてしまう。すぐに集めるとある程度は回復できるけど、しばらく掘っておくと消えちゃいます。なるだけ敵に当たらずに、連続してビーズを手に入れるといいみたいです。最初説明書を見ないでやっていたので、そのあたりを全く知らずにやっていました。でも画面内のキャラクターの動きがおもしろいのでやってて楽しい。

毛糸のカービィ」 の大きな特徴の1つが、2人で同時に楽しめること。1コンがピンクのカービィ、2コンがカービィもどきの青いの(名前忘れた)を操作する。操作方法はほとんど一緒。糸なのに重ならない。上に乗って運んでもらったり、放り投げられたり、「マリオWii」のような感じだろうか、ま、二人できゃっきゃきゃっきゃ言いながら楽しめるたぐいです。

うちも発売日当日、たまたま買ってきた日は子供が早く就寝して、ちょっと嫁の手も開いたので、一緒に2人プレイをやってみましたが、すんなり入り込んで楽しんでいました。嫁は謎を解くのが好きなスタンスなんで、いろいろ考えながら楽しんでいたようです。マリオWiiのように、二匹の距離が離れたら、画面が広がるのではなく、カービィが優先されて画面がスクロールします。画面から外れた青いカービィもどき(名前調べろよ<自分)は、ぱたぱた何かに運ばれてふわふわと現れます。マリオWiiのシャボン玉と同じです。

ステージに入るたびに、一人か二人か聞かれます。また、ステージで遊んでいる最中も、途中から二人目が入ることだってできます。ゲームオーバーってどうやったらなるの?おそらくないんじゃないのかな。だから片方が居なくなって見てるだけ、なんてこともない。これはとってもうれしい仕様だと思う。ずーっと最初から最後まで二人で遊べる、これはいいことです。

まだ2つのワールドしか進んでいませんが、やはり子育てが優先なので、仕方がない。でもゆっくりゆっくり少しずつ楽しんでいけるゲームだと思う。 嫁も子供も寝ているときに一人で遊んで、嫁の機嫌がよければ一緒に遊んで、そしてゆくゆくは子供と遊びたい、遊びたい!と思わせるゲームです。親と子(特にアクションゲームがあまり得意ではない女の子)が遊ぶととっても盛り上がるはず。カービィは子供に譲ってあげてください。

「ザ・テレビゲーム展」に行った

わたしが毎日見ているニュースサイトに、「ザ・テレビゲーム展~その発展を支えたイノべーション~」レポートという記事がありました。「首都圏ってこういうのが時々あるからいいよなー、うちは田舎だからなかなかないんだよなぁーなーんていう先入観をもって記事を読んでいくと、なんと開催場所は福岡の北九州というじゃないですか!これはいけなくもない距離だな、と考えて、早速行ってきました。

ザ・テレビゲーム展

朝9時から開催ということで、個人的都合で朝の9時半ごろに現地に到着。車で行ったのですが駐車場はまだ数えるほどしか駐車していませんでした。ということで早速車を止めて会場へ。

会場内は撮影禁止でしたし、展示内容は上記リンク先のほうがプロの記者さんが書いているし写真もあるのでそちらを読んでもらうのがいいのでここでは書きません。私が行ったときの状況と、個人的な感想を。

入館料500円を払って、簡単なパンフレットをもらって中に。見てまわるお客さんは私一人のようで、ほぼ貸し切り状態でした。あんまり広い展示スペースではありません。私は1つ1つの展示物を細かに眺め、掲示してある文章も読み、上映されている動画もすべて見て、約1時間弱居ることができました。子供連れでこどもがほいほい先に歩いていくと、3分ぐらいで抜けられる距離です。でも、1つ1つの展示物が濃いので、よく見ていくと充分もとがとれるものでした。

1946年にオシロスコープでピンポンのゲームをやったのがビデオゲームの始まりだとされていますが、入り口入ってすぐに実際にオシロスコープにテニスのアニメーションが表示されていて感動しました。でも確か最初のピンポンゲームは上から目線(画面の端で跳ね返る)だったのにこのゲームの画面は横から目線(地面でボールが跳ねる)だな、と思ったのですが、よくよく説明を見るとこれは1946年のそれではなく、それから12年後の1958年にオシロスコープとアナコンを組み合わせた、一般人が遊ぶことができた初めてのビデオゲームであることがわかりました。まぁそれでもオシロスコープの中に放物線上で玉がラリーされている姿、またオシロスコープ独特のあの軌跡がボールの表示にいい味を加えていました。

私が生まれてまもなく各社からテレビにつなげて何かが動くゲームが発表されていったようで、その実物が展示されています。当時のコントローラーは1個のボタンか回転式の可変抵抗(パドル)しかありませんし、ゲームはすでに本体に内蔵された数種類のものしか遊べなかったようです。お金持ちのおぼっちゃんのところに遊びに行ったりすると、こんなゲームができたんだろうなーとか当時の様子を想像しながら見ていました。

うちではまだ現役ばりばりの「ファミコン」もショーケースの中に入って展示されていました。しかし私の持っているのと違うのは、なんとボタンが四角いゴムボタンだということ!懐かしい!任天堂以外のもの、たとえばセガのSG-1000なんかは、あぁ友達のなんとか君はセガ派で、彼の家に行ったときはこれで遊んでたな~という遠い記憶が呼び起こされました。

ポータブルゲームの展示スペースで、ゲームウォッチ版「ドンキーコング」のあの記念すべき十字ボタンを、UFOキャッチャーのクレーンの停止位置を確認するかのごとく展示台の横に首をつっこんでしげしげと眺めていると、怪しい人だ、と思ったのか(?)係員とおぼしきかわいい女性の方が「どのあたりからご存じですか?」と語りかけてきてくれました。話を聞くと今の小さい子供も、結構「ゲームボーイ」ぐらいは知っているとのこと。新しいソフトは出なくても、丈夫なハードだから家にずーっとあって、永く遊ばれているのかなーということがわかりました。誰もいないからこれ幸いといろいろ話を聞きたかったのですが、かわいい女性に突然声をかけられることになれていない、しかも人見知りの私なので、何も聞けずに終わってしまいました。残念。

出口近くに、子供向けのアーケード版カードゲーム「ゲッテンカ」の試遊台が置かれていました。フリープレイになっていて、専用のカードも置かれていました。もうこんな歳だけど、誰もいないし、いい経験だからやってみるか、と思ったのですが、ちょうど筐体の遊び方の説明書きを読んでいると、あとで入館した親子連れに追いつかれてしまったので、その子供に試遊台を譲りました。また残念。

今では滅多に見ることができない、約40年前のハード(ファミコンももう27年前ですけど) を見ることができてよかった。でも私が昔遊んでいたなんの特別な物でもないあたりまえのものが、こうしてガラス越しに丁寧に展示されているのを見ると、歳を取ったなーということと同時に、過渡期のこの時代にちょうどいい遊び盛りの年齢だったことで、自分自身がこのショーケース内のいくつかをいままでに体験できたことをちょっとうれしく思うのでした。といっても今いい歳になってもあいかわらずDSやらWiiやら言っている自分が居ますけど。

過去のソフトウェアのパッケージや、実際の家庭用ゲーム機の画面、動画が無理なら写真だけでも見られたらよかったな、博物館とかでよくある展示物の写真集や豪華版のパンフレット、また同じようなテーマをあつかった書籍なども販売されていたらよかったなー、と帰りの車の中で回想していました。

3月14日まで、北九州イノベーションギャラリーで 行われています。イノベーションギャラリーは、入館は無料です。おしゃれな建物でした。もう一回ぐらいドライブがてら行こうかなと思います。

NewスーパーマリオブラザーズWii

発売4日間で100万本弱販売されたと言われる「ニュー・スーパーマリオブラザーズ・Wii」ですが、私もAmazonで購入して、発売日から3日後に入手しましたので、100万本弱の中の1本を所持していることになります。ジャンプゲーム自体が久しぶりだったので、事前に初代ファミコンのスーパーマリオブラザーズをやっていたところ、土管ワープなし、残りマリオを裏技などで増やさずに、ステージ6の3ぐらいまで行くことができました。

私は最初の「スーパーマリオブラザーズ」以来、その続編(横スクロールのマリオ)はまったくやったことがありません。スーパーマリオがはやった直後にファミコンを卒業し、パソコンに行ってしまったためです。DSは持っているのですが、DSの「ニュー・スーパーマリオブラザーズ」は購入していません。なぜかあまり魅力を感じませんでした。でっかいマリオは魅力的だったのですが、なぜだろう?

ということで、横スクロールのスーパーマリオ経験は、初代以来2作品目が本作品という、おそらく非常にまれな人種になります。

では何で今回のWiiスーパーマリオを購入しようとしたかというと、「複数人数で同時に遊べる」という新しいところがあったので、新しいもの好きの私は、簡単に手が伸びてしまいました。(そういえば今年の漢字は「新」だそうで、なんだか複雑な気持ちです・・・)

まず、ひとりで遊んでみた感想を一言で言うなら「難しい」です。8ワールドあって各10ステージ弱あるのですが、すぐにワールド2の1でめげそうになりました。ジャンプの感覚などを慣れていないのもあって、最初はどうも難しい(もちろん数回遊んでいると慣れますが)。さすがにワールド1でお手本プレイは出していませんが、ワールド2の1でお手本プレイを使わざるを得なくなり、とても悲しくなりました。本当にエンディングを見られるのか、心配になってきました。

お手本プレイってのは、同じステージで8回ミスをして最後まで走破できないときに、クリアできるプレイの様子をルイージでデモンストレーションして見せてくれるものです。これはコンピュータが操作しているものではなく、実際に開発者がプレイをしているものを記録したものなのですが、ボス戦まですべて見ることができます。さらにおもしろいのは、お手本プレイを見た後に、「先に進む」を選ぶと、そのステージをクリアせずとも、ゲーム自体は先に進むことができます。よってステージを完全にクリアできなくても、エンディングも見ることができる(ハズ)のです。

通常、感想などはエンディングを見てから書くものですが、そういう私は、実はまだエンディングを見ていません。 現在ステージ8の5あたりで試行錯誤しています。お手本プレイでクリアしたことにしてスキップしたステージは今のところありません。スターコインなんて無視して、なんとか駆け込んでクリアしていっています。何度もお手本プレイを見ました。私が何度も失敗しても、お手本プレイを見ると、なんだか簡単そうに(後半はそうも言っていられない)ひょいひょいとクリアしていくので、できる気がする、という感じがして、ついつい自分でクリアしようと何度もまた再挑戦してしまいます。

謎解き(というかスターコイン探し?)もそこそこあったり、敵キャラクターなども豊富で、またプレイキャラクターのリアクションも豊富なので、人がプレイしているのを見るのは楽しいです。スーパーマリオギャラクシーほどではないですが、残りマリオの数も比較的ゆるやかですし(私は裏技とか使っていないにもかかわらず、ステージ2の途中で残りマリオが40人ぐらいいました) 、だからマリオがお亡くなりになってもそこまでピリピリしないので、ミスしても笑えるのではないかと思います。

このゲームの新しい「複数でのマルチプレイ」の感想です。相方と2人でコインバトルを遊んでみましたが、自然と笑みがこぼれます。楽しいです。本当に「マリオブラザーズ」そのものです。協力することもできれば、蹴落とすこともできます。ヨッシーで他のプレイヤーを食べることもできます。小さい頃マリオブラザーズの2人プレイがおもしろかったなという感想をお持ちの方(自然と30代後半という年齢層になると思いますが)は、理解していただけると思います。 プレイヤーが小さくなるので、たとえ2人でも40型以上の大画面で遊ばないといけないでしょう。

マップ画面ではいつでもプレイ人数を変更できるのもいいです。全ステージを最初からマルチプレイで最後までストレス無く行くのは結構大変だと思います。エンディングを見る目的での冒険は1人で黙々と行ったほうがいいと思います。コインバトルやフリープレイなど、1ステージだけをさらっと行ってわいわいやるのは結構楽しいです。

全体的に、私が感じた難点は、「制限時間が短いのでは?」ということです。DSスーパーマリオより難易度が上がっているので、私の場合、タイミングを見たり躊躇したり謎解きしたりしていると、あっというまにタイマーが100を切ります。まぁ何回もステージはやりなおせるので、それはそれでいいのですが、もう少し時間の余裕があったらよかったのにな、と下手な私は思いました。

あと、キノピオを救出するイベントがあるのですが、リモコンの1ボタンを押しっぱなしで移動やジャンプをしなければならないのが結構辛いです。Wiiリモコンの1、2のボタンがファミコンのA、Bボタンより小さいからかな、とも思うのですが、ま、これは私が下手だからでしょう。

もうステージ8の6ですが、でもエンディングはまだ遠そうです。 またいままでのゲームを見てみると、エンディングを見られたあともさらに長そうで、我が家のWiiではけっこう長く遊ばれるソフトになるのかな?と思います。

ちなみに我が家のDSソフトで一番寿命が長いのは「立体ピクロス」です。